つい先日発売されたばかりの「何歳からでも速くなる! 最速ベテランレーサーのロード&ヒルクライムトレーニング」
届いて速攻で読みました。
仕事で使う数学系の本は一切手を付けれないのに、この手の本は面白くてすぐに読み終わってしまうw
ロードバイク研究会ってほんとに面白い出すよなぁ
何歳からでも速くなる! 最速ベテランレーサーのロード&ヒルクライムトレーニング
何歳からでも速くなる! 最速ベテランレーサーのロード&ヒルクライムトレーニング
40~60歳のベテランレーサーの方を特集としたトレーニング本
やはり加齢とトレーニングのことを中心に書かれていて、歳を重ねるごとにトレーニングがどう変化してるのかが書かれています。
ついこの前、50を過ぎても速く!の本を読んだばっかりなので、これもまた楽しく読めた
読んだ印象としては、やはり高強度だなと思った
皆さんのトレーニング方法は多種多様ですが、低強度の乗り込みしている人はいなかったのではないかな。
中強度~高強度がメインだけど、その中でも高強度・短時間というワードが頻繁に目に入った。
長いことトレーニングすると疲れを引きずりやすい。若くない人は内容を絞って短時間でトレーニングをしたほうが良いと書かれています。
50を過ぎても速くの本でもそうですが、やはり高強度は1つのキーワードみたい
多くの方が40歳を過ぎてから回復力の低下を感じているけど、決してパフォーマンスの低下につながるわけではない。50歳ぐらいまでパフォーマンスはあがるよう。西谷さんなんかは50過ぎてFTP更新したって書いてたし
ただ回復力は下がるので、無意味なロングライドをやって疲労が残る > 練習量が減る or 強度が下がる > 結果弱くなったように感じる
と書かれていた。FTP付近のパワーなら50歳ぐらいでもそこまで下がらないよう
■西谷さん
私でも知ってる超級ホビーレーサー。今はJPTなのかな
気になったワードを抽出すると、
・20~30歳この頃は毎月最低3000km乗っていた
・40歳を過ぎたあたりから、走れば走るほど強くなる理論が通用しなくなった
・ただトップコンディションは以前と同じぐらい
・短時間高強度のトレーニングをやってる人は歳を重ねてもトップコンディションを保っている印象がある > 現在はそのようにしている
・SST20m×2を1年間続けて、FTP20wアップ
・合わせて10分走を1-2本を同じ日に
・強くなるために長距離の乗り込みは必要ないが、継続や細かいスキルなどは実走が必要だと思う。
■狩野さん
・ヨーロッパの監督にトレーニングを教わった時があるが、「いつもと同じメニューをやっても心拍数が上がらなかったら帰れ。無理をすると疲れが取れなくなるぞ」と言われた。
・練習メニューは走り始めて10kmぐらいして決めることが多い。疲れてたら帰ることもある。
・2種類のトレーニング
強くなるため、ベースを底上げするためのトレーニングと狙うレースに向けて調整するためのコンディショニング
と書いていたが、本のかなり重要な内容なので、続きが気になる方は是非読んでみて下さい。40歳以下の方でもかなり参考になるなと
自分が40歳になった時に自転車を続けているかどうかはわからないけど、知識をつけておけば自分の回復力の低下を恐れることは無いなと思う
その他感想
50歳まではFTPは確実に上げられそう
ただ、何でもトレーニングするってことはできないので、本当に重要なトレーニングに絞ったほうがよいのかもしれない。いかに回復力を高めて、毎日良いトレーニングができるかが大切
これは私も勉強になるなぁ。高強度やってインターバルに強くなっておきたいし、中強度を長くなってヒルクライム系も強くなりたい。100kmのレースにもでるので、3時間ぐらいの距離は乗っておきたいと何でもかんでもやるのは難しい
それと、目的のないロングだったりもあまり意味がないのかもなぁ。
休日の気晴らしでロングを乗ることで気分的だったり、リラックス効果があるのでロングが悪いということではないけど、その影響で平日のトレーニングに影響があるようだったら考えたほうが良いな
面白かった。またこういう手の本を作って欲しい
過去の本を見ると、
ヒルクライマー、ロードレーサー、Zwift、ヒルクライムテクニック
ときて、今回がベテランレーサー
結構いろんなジャンルが出尽くした感があるけど、
多分、シクロクロスとか、プロ選手あたりはまだ未開拓なのかなと思う
論文ベースの理論的な話も楽しいけど、経験則だからこそ「私もできるかも」と思わせてくれて、可能性を感じる。
何歳からでも速くなる! 最速ベテランレーサーのロード&ヒルクライムトレーニング