ヘルニア持ちのロードバイク記録

ヘルニア持ちのロードバイク記録

ヘルニア持ちのロードバイク乗りです。尾根幹とZwiftで主に練習してますが、活動記録を載せます。

為末大さんの『私のパフォーマンス理論』が面白い

為末大さんのYoutubeは好きで、ローラーやってる時によく見てたのですが、

最近になってブログを知りました。

きっかけは、先日の不調時に「オーバートレーニング」で検索してたら、

為末大さんの次の言葉に引っかかり、そこからブログを知りました。

「質の練習は結局技術の向上と、そして何が重要で何が重要ではないのかの取捨選択によって成否が決まる。自分はどんな勝利条件で競っていて、何が強みなのかが理解できていない人間にとっては質の定義は難しいと思う。あれもこれも必要なら結局それは量にならざるを得ない。」

 

為末大・侍オフィシャルサイト | 元プロ陸上選手為末大・株式会社侍のオフィシャルサイト。

http://tamesue.jp/

 

 

為末大さんの『私のパフォーマンス理論』

読んでみると、どうやらかなり前から書いているみたい。2014年かららしいので、もう7年ぐらい

パラパラと読んでいると、『私のパフォーマンス理論』という全50回ぐらいのシリーズで運動について書かれている記事がありました。

何気なく読んでみるとこれがまた面白い

 

第一回目は練習時間について

▼私のパフォーマンス理論 vol.1 -練習時間について-
http://tamesue.jp/blog/archives/think/20190109

 

タイトル時点で既に興味がそそる

 

心に残った言葉を抜粋すると

「1日2時間あればほとんどの練習効果は得られるという結論に至った。」

「日常的に長時間練習をすることは割りに合わないというのが結論だ。」

 

これら言葉をそのまま鵜呑みにするわけではないけど、過去に世界のトップになった運動選手が経験・感じたことを読めるのはなんとも素晴らしい

スポーツ種類は違えど、ここから学べる内容はたくさんあると思う

 

上の言葉はあくまで抜粋なので、前後の文脈を読むと為末さんの考え方がより伝わる

 

 

一気に読んでしまいたいけど、読み終わってしまう物寂しさもあるので、ちまちまと読んでます

20記事ぐらい読んだかな。今までで特に印象に残っている言葉は、

 

Vol3
「才能がある選手はサポートが足りなくて潰れるというより(家族に)介入されすぎて訳が分からなくなって潰れるほうが圧倒的に多く、私はそれがなかったので運が良かった。」

私も為末さんに似たような状況だったかな。あまり親には介入されてこなかった。

家族に言わず大学辞めてそのまま海外の大学に転入したけど、転入後親に「そういえば日本の大学辞めちゃった」といっても、「まぁあなたの好きなことやりなさい」スタンスだった。そういう気軽さは楽だったし、反面、物事すべて自分の責任と思うようになった

子どもいる世代には考えさせられる

 

「だから細かいことは言わずに、このように生きてほしいという生き方を自分の人生で生きて見せるのが一番いいように思う。」

子どもは親の背中を見て育つ

子どもに勉強しなさいというなら、まず自分が勉強しましょうと同じですね

 

 

Vol9
「コントロールできないものを意識するのをやめ、コントロールできることに意識を向けよという言葉で教わる。」

自分で変えれる範囲に対して意識を向けて行く。それ以外のことを考えると疲れてしまいますし。

 

Vol14
「ある年齢まで競技を続けたほとんどの選手が量より質に走るが、一方で質を追えるようになったのは過去に量を走って動きの精度を高めたり、または量を走ることで量には意味がないと気づくことができたからという可能性もある。」

私はトレーニング量は必要だと思ってますが、なんだかそこに不安を覚えるのも事実

ある一定量は必要だと思います。質は量で作られると思ってます

 

「量は誰にでもできるが、質はそれなりに技術が高い人間にしかできない。」

質と量に上下関係があるとは思いませんが、("量"ではなく)"量だけ"からの脱却を考えていた私にはタイムリーな言葉でした


「質の練習は結局技術の向上と、そして何が重要で何が重要ではないのかの取捨選択によって成否が決まる。自分はどんな勝利条件で競っていて、何が強みなのかが理解できていない人間にとっては質の定義は難しいと思う。あれもこれも必要なら結局それは量にならざるを得ない。」

記事冒頭で紹介した言葉ですね。

量をこなせば結局広い範囲の強度をこなることになるから、ある程度は強くなれる。

ただスプリントもヒルクライムもロードレースも強くなろうとすると、それは量をこなすしかなくて、量もいつか限界がくる

結局自分は今何をしたいのか?どこで勝負したいのかをしっかりと定めてから、トレーニング内容を取捨選択するべきですね。なんでもやろうと思ってた自分には耳が痛い言葉です

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面白かった記事

また読み返したいと思う記事を紹介するので、アスリートにはぜひ読んで欲しいです

不調だったということもありトレーニングメインの記事ばかり抽出してます

 

▼私のパフォーマンス理論 vol.1 -練習時間について-
http://tamesue.jp/blog/archives/think/20190109

 

▼私のパフォーマンス理論 vol.14 -量と質について-
http://tamesue.jp/blog/archives/think/20190408

 

▼私のパフォーマンス理論 vol.16 -集団について-
http://tamesue.jp/blog/archives/think/20190422

 

▼私のパフォーマンス理論 vol.17 -ピーキングについて-
http://tamesue.jp/blog/archives/think/20190430

 

▼私のパフォーマンス理論 vol.18 -諦めない技術について-
http://tamesue.jp/blog/archives/think/20190506

 

残り30記事ぐらいかぁ。読み終わることを考えたら寂しいな

 

 

因みに私が所属しているショップチームMIVROの岩島さんもブログ記事を書いてます

超合金イワシマ|note

note.com

自転車以外にも哲学的な人生観など書かれています。

週に1記事かな。1ヶ月800円で有料公開しているので、アマチュアトップアスリートの考えを知りたい方は是非