ヘルニア持ちのロードバイク記録

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ヘルニア持ちのロードバイク乗りです。尾根幹とZwiftで主に練習してますが、活動記録を載せます。

【読書レビュー】『最速ヒルクライマー8人が教える ヒルクライムテクニック』

私はヒルクライマーではないけど、この手の本はやっぱり面白い

ということで最近発売された『最速ヒルクライマー8人が教える ヒルクライムテクニック』読んでみました。 

最速ヒルクライマー8人が教える ヒルクライムテクニック

最速ヒルクライマー8人が教える ヒルクライムテクニック

  • 発売日: 2020/07/20
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

内容

ヒルクライムといえばパワーやPWRが絶対的と思われているが、上位選手になればなるほどテクニックも大切になってくる。
そこで各ヒルクライムレースで成績を残しているホビーヒルクライマーのテクニックをインタビュー形式でまとめたのがこの本

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前に『最速ヒルクライマー5人が教える ヒルクライムトレーニング』という本が出てたけど、あっちは完全にパワーを上げるにはという内容で、今回はペダリングテクニック中心に、ダンシング、ペース配分について書かれています。

 

ざっくりまとめると

◽️加藤大貴さん
富士アザミラインの日本人コースレコード者
2015年からレースに出場して2018年ぐらいから成績が出始めたとのこと
ローラー台を所持しておらず、実走トレーニングだけ
高ケイデンスで脚への負担を減らしている
ハムストリングメインのペダリング
 
 
◽️森本誠
気づいて自分のものにする。そのためにたくさん数をこなす必要がある。
高ケイデンスを目指していたが、回転数が多いと脚の負担が大きいため諦めた。
ハムストリングなどの裏の筋肉を使う。ヒルクライムではそれが使いやすい
ペダリングと合わせて重心も右左とかけている。ひねるようなイメージ
ロングライドなどで脚がなくなってから、普段使っていない裏側の筋肉を使えるような状況を作り出す。
ダンシングは引き足が大切。(ハンドルを左右に振る理由、引き足の使い方)
 
◽️兼松大和
登りはエアロ姿勢
踏むだけではNGで大きく回すペダリング(引き足)
ハムストリングと体幹の関係
ダンシング時の減速に注意
 
◽️嘉瀬峻介
全身を使って体重を左右に移動させながらのシッティング
踏み脚、引き足を使い常にトルクをかけ続ける
ペース配分、最初にパワーを出す
 
◽️大野拓也
サドルの上でダンシング
 
 
 
後半の人ほどペース数が少なくまとめるほどの情報がなかった感がある。。。
 
 

まとめ

本来、たくさん練習する中で自分で気づいて試してを繰り返して、長い時間かけて身につけていくものを、2000円で知れるって素晴らしい。
こういうトップホビー選手の言ってることはどれも大切で、「本当にそれ重要かな?」と思うようであれば、それは自分が理解・体感できるレベルではない場合がほとんど。
もっとたくさん練習して強くなった時に、あぁあの本はこのことを言っていたのかと理解できる。
今回読んで、それって本当に重要?と思う内容も多々あったけど、それでも頭の片隅に置いておく。
 
それと多くの人が言っているのが、ハムストリングの大切さとダンシング
1年前、ハムストリングを使う練習を数ヶ月やってた頃は確かにタイムが速くなった。(ただ練習量も増やしたのも大きく影響しているけどw)
最近はあまり意識していなかったので、改めてハムストリングを意識してペダリングしてみようかと思う。というより、早速昨日試してみたら普段感じないジワジワとした辛さがあった。普段使えてなかった証拠かな
 
ダンシングは1年以上意識して続けているお陰か、去年よりは武器になってきた。どうなったら正解というのがわからないから常に試行錯誤なんだけど、これもまた続けていきたい
 
 
正直1冊に8人は多すぎて、後半の方の内容が薄い感は否めないのが残念
もうちょっとページ数増やすか、2冊にするかしても良かった。
それでも強い人たちの普段意識していることを知れるのは嬉しいので、これ系の本はどんどん出してほしい。