シッティングで登れなくなった
ダンシングを始めたきっかけは本
強豪ホビーレーサーの本読んでるとよく出てくるのがダンシングの話
「初心者はダンシングができてない人が多い。使えるようになれば必ず武器になる」
と書いてるのですが(ほとんどが高岡さんと森本さんの言葉ですが)、
私もダンシングを武器にしようと思い立ったのが2年前
それからというもの坂があれば基本ダンシング多めで走ってました
始めは長く持たない
2~3分ぐらいの短めの坂をダンシングで走るんだけど、これが歯がゆい
直ぐに太ももがパンパンになって、息も上がる
パワーが勝手に上がってしまってパワーコントロールが上手く行かない。速く登れるかもしれないけど、その分辛い(いや、それ以上につらいかも)
シッティングと同じようなペースで走っても心拍が高くでる、脚が疲れる、腰が痛くなる、空気抵抗大きい、シッティングに戻った後のドッと来る乳酸がキツイ、ハンドル振るって言っても無茶苦茶になる
「ダンシングのメリットが無い」
1年間続けてみると
違和感なくできるようになってきた
「ダンシングしよう」と意識しなくても気づいたらダンシング使ってる
今までの坂のシッティング:ダンシングの割合が
9:1だったのが、6:4になってきた
始めの1年で意識したことは、体重をそのままペダルに落とすこと
脚を棒と見立てて、垂直に体重を落とす。なので前に進む感覚より、ストンと下に向かうイメージ。この感覚は始めから体感できたけど、やればやるほど洗練されていく感覚があった
ただ依然として次の問題は解決されなかった
- 心拍が高くなる
- 空気抵抗が大きい(シッティングと同じパワーで走ると若干遅くなる)
- ダンシング終わって座った後の乳酸感
- ハンドルの振り
2年間続けてみると
ダンシングの割合が圧倒的に増えた
坂では7割ぐらいダンシング。富士ヒル試走の時も66分走って60%がダンシングだった
そして気付いた、
「あれシッティングで登るのがキツイ」
いつの間にかシッティングで走ると直ぐに脚がパンパンになって、ダンシングに切り替えると一気に楽になる感覚
これ初期の頃と真逆じゃんw
この感覚が起きたのが数ヶ月前
ダンシングじゃないと登れないようになっていた。
高岡さんが言ってた「ダンシングじゃないとパワーでない」というのはこの感じなんだろうか
ただレースや練習会で人の後ろにつく時はシッティング多めになる。
ということはシッティングでもある程度走れること。ただ高強度や千切れるまで追い込む時はだいたいダンシングなので
低~中強度:シッティング
中~高強度:ダンシング
レースではこの使い分けを自然にやっているのだと思う
私なりの今の結論
ダンシング時は
- 心拍は高くなるもの
- 空気抵抗は大きい(結果、シッティングと同じパワーだと遅い)
- ダンシングが終わったとの乳酸感はあるもの
多分これは解消されない
その影響か、シッティングで最大心拍近く行くことは無くなった。
ダンシング時はシッティングよりパワー出さないといけない(同じタイム)
それでもダンシングの走りやすい。
ダンシングってシッティングより高いパワー出さないと行けないのになんで使うの?と思うだろうけど、ダンシングのほうがパワー出るから使う
(逆にシッティングのパワーが出にくくなったのかもしれない。これは不明)
ハンドルの振りはまだ模索中
「アマチュアレーサーのほとんどはダンシングができてない」と言われている通り、私もそうなんだと思ってる。たまに自分の動画見返すけど、「なんて垂直なダンシングなんだ」と幻滅するw
自分が思ってるほどうまくできてない
やはりハンドルの振り。脚を下ろす方向にハンドルを振ってパワー出すという原理は理解してるけど、いまいち正解はわからない
それとシッティングはパワーが落ちやすいので、これからはダンシングに頼らず、シッティングも多用していく。どっちかだけが得意じゃなくて、どっちも使えるようにするのが次の課題
ダンシングの方が楽なんて有り得ない。と思う人もいるかもしれないけど、今は不思議とダンシングの方が楽状態が1年間続いてる。
30分ダンシングはそこまで苦じゃない。30分シッティングは多分無理
この先どうなるかわからないけど、ダンシングが私の武器になりつつあることは間違いない
また1年後ぐらいにその正解がわかればいいけど