『石井直方の筋肉まるわかり大事典』読みました。
やっぱり面白かった。勉強になった。
この本は前に会社の先輩から貸してもらって読んだことがあったのですが、それも数年前の話。ついこの前読んだ『スポーツ栄養学』をきっかけに筋肉の勉強したくなり、もう一度読んでみました。
本の概要
200個のQ&A形式の本で非常に読みやすいです。
「筋肉の仕組み」から始まって、「筋トレの常識」、「効果倍増のトレーニング術」「栄養素と食事法」までカバーされてます。
1つの質問に対して見開きで完結するのでサクッと読める。
私は筋トレしない初心者ですが、それでも楽しく読めるほど簡単に書かれてます。
読んだ感想
ロードバイクが速くなるための何かヒントでも得られればなぁと思い読んだのですが、結構ヒントがあって満足です。
もちろんジムとかでやる肥大化の内容が多いですが、持久系のスポーツや瞬発系のスポーツでも充分に役立てられる内容ばかり。
個人的にこの本すごいなと思ったのが、難しい質問でも何かしらYes,Noで答えを出してくれるところ
筋トレ関連って日常生活も関わってくるので、よく「このトレーニングは個人や環境によって異なるため一概には言えない」と書かれてる部分が多いのですが、この本はそれを前提とした上でYes,Noと言える部分は言い切って、わからないところ(未研究、未発見)はまだわかってないと言ってくれるところ。
だから読んでいてスッキリする笑
例えば、
「筋トレだけでぜい肉は減らせる?」
という質問は、
「Yes、だが劇的効果はない」
と答えて、その後に詳細な説明に入っています。
う〜ん、初心者にはホントわかりやすいw
勉強になった部分
再勉強できた部分が多かったです。
例えば、「超回復とは」の説明部分で、
「超回復時は、筋肉の中のタンパク質の合成レベルが高くなる。その合成が48~72時間ぐらいまで続く。回復期はパフォーマンスが下がるので、そこで激しい運動をしても効果が低い」
超回復のことは知っているのですが改めて読むと、超ハードなトレーニングをして筋肉痛になった翌日はレストした方が良いよなぁって感じます。
当たり前なんですが、毎日トレーニングしてると感覚が麻痺してしまい、たとえ筋肉痛があってもトレーニングできるならしなきゃって思うんですねw 冷静に考えればしっかり休んで翌日にハードなトレーニングした方が良いだろうに笑
あとは、「有酸素運動は20分以上続けないと脂肪が燃えない?」という質問に対しては「これはウソ」として論理的に説明してくれてます。早速妻に説明しましたw
次は、「トレーニングの慣れを防ぐには?」という質問
毎日頑張ってトレーニングしてる人ほど感じていることでしょうが、毎日やればやるほど効率が下がっていってる気がするんですね。恐らくトレーニングに慣れてしまっているんでしょうが。
本では「同じトレーニングでは3~4ヶ月で体が慣れてしまい成長が止まってしまう。周期的に変える必要がある。ずっと同じトレーニングを続けるより、3ヶ月毎にトレーニング法を変えた方が最終的な成績が上がることは多くの研究結果で示されている。」
私は1つのトレーニングを年単位で続けたりするのでw 勉強になります。たとえSSTでも、20分*3セットとか、60分1セットとか、FTP強度10分*3セットとか変えていかないとですね。 ずっと20分のセットばかりやってたw
もう一つ面白かったのが、「超高タンパク食のメリットは?」という質問
回答は、「今のところ、過剰にタンパク質をとってもメリットがあるというデータはない。体重1kgあたり1日1.5~2gのタンパク質を摂っていれば充分。それを超えてもあまり変わらない。」
これは少し前の自分に当てはまります。プロテインを2〜3回飲んでた時期もあるので、明かに過剰摂取でした。。。
また、運動中にプロテインを飲んでも消化器系の働きが抑制されるのであまり意味がないかもしれない。とのことです。
これ以外にもためになることばかり。
まずは久しぶりにトレーニング内容を見直そうかなw
最近、続編が出版されたみたいです。
次はこれを読もうかな