前から気になっていた本「スポーツ栄養学」を読みました
強くなろうとすると、トレーニングだけじゃなくて休息と食事ってすごく大切。
食事はなんとなくネットで調べて「タンパク質多めに摂る」などしていましたが、一度しっかりと学んでみたいなと思っていました。
読んだ感想
やはり3食きっちりと食事を摂ることが大切なんだと思う内容でしたw
本の中でも例えとしてでてきますが「ポパイのほうれん草」のような、これさえ食べればパワーアップという物はなく、いかにバランス良く食事するかが一番近道です。
ただそんな中でも、どの栄養をどれくらい摂れば良いのか、タイミングは?など効率・効果を高めるために研究した内容の本となっています。
例えば、
「どれくらいまでエネルギー制限していいものか。そのメリットとデメリットは」
「カーボローディンングの原理について」
「同じ強度でも徐々に心拍が上がる理由とその回避策について」
「プロテインを飲むことは栄養学的にどうなのか」
「運動前に食事は摂った方が良いのか、それとも後にたくさん摂るべきか」
「1日に2レースある場合でもパフォーマンスを高く保つ方法は」
「タンパク質はたくさん摂れば摂るほど良いのか。最適量は?」
これらに対して科学的なアプローチの結果が気になる方は一読の価値あります。
私はちょうど食事習慣を変えようかなと進めていたところなので、本当に勉強になりました。
いや〜こういう栄養学系の本は初めて読んだけど本当面白かった
本の概要
本は「脂肪について」、「エネルギーについて」、「糖質、タンパク質、脂質について」など7章で構成されています。
それらについて、「基礎知識」と「最新の研究ではここまでわかっている」、「これはダメ」、「これはこんな研究結果が報告されている」という内容が書かれています。
例えば糖質の部分では最初に、「糖質と炭水化物の違いは?」から始まります。
糖質は血液と肝臓、筋肉にグリコーゲンという状態で貯蓄され、およそ2000kcal程身体にある。
運動では糖質が使われるので、運動前に糖質をたくさん摂っておくことで持久力があがる。
ただ、運動30~45分前に多量の糖質を摂ると(例えば75g)、運動直後に血糖値が低下してしまうことがわかっている。運動の1時間から1時間半前に糖質を摂っておけばその心配は無い。
ということがつらつらと論じられていきます。
エネルギーの話だとこんな感じ
どの内容も基本的な部分から入っていくので、私みたいになんとなくネットで知識身に付けたという人でも十分読めるかと思います。
話が進んでいくと、エビデンスの部分でいきなり難しくなったりしますが、まぁ私はそこは理解しなくても良いかなと割り切ってサラッと読んでいましたw
特に図が出てくると意味不明w
トレーニングをたくさんする人に当てはまるとおもうのですが、自転車たくさん乗ってるのに痩せないことがあると思います。本に書かれてる研究では、
「継続運動を行った人でも体重減少効果が見られない原因の1つとして、
ある研究では、継続的に運動を行った際に減量効果が見られる人は、介入前後で食事・エネルギー摂取量が変わらなかったのに対して、効果がなかなか見られない人は
単純に運動を行う前よりも食事を多く摂るようになっていた、という結果が報告されている。」
これを読んだ時、まさに私だ!と思いました。
たくさんトレーニングしても一向に体重減らないなぁと思っていたのですが、栄養摂るつもりで量もかなり増やしていたみたいですw
これからレースシーズンが本格化していくので、身体を絞る予定です。今シーズンはこの本で得た知識をベースに進めて行こうかと思います。
同じような知識はネットでも収集できますが、本から体系だって学びたいという方にもオススメです。